« もうすぐ・・・発売です。 | トップページ | 今、最も観たい映画『13/ザメッティ』 »

2007年3月 5日 (月)

映画『ドリームガールズ』

ドリームガールズ(DREAMGIRLS)


B000lp4pw801_aa240_sclzzzzzzz_
制作年/国: 2006/アメリカ
監督: ビル・コンドン
脚本: ビル・コンドン
撮影: トビアス・シュリッスラー
出演: ジェイミー・フォックス, ビヨンセ・ノウルズ,エディ・マーフィ,ジェニファー・ハドソン

【解説】
大ヒットしたブロードウェイ・ミュージカルの映画化。
60年代から70年代にかけて
モータウン・サウンドが隆盛を誇った米音楽シーンを舞台に、女性ボーカル・グループの成功と波乱の道のりを描いた作品。
監督は『シカゴ』で脚本を担当したビル・コンドン。
ジェニファー・ハドソンがアカデミー助演女優賞。

劇場にて鑑賞。

【感想】
予想を上回るほどの素晴らしい作品です。

「ミュージカル映画は苦手、けれど音楽は好き。」

私の心を動かしたのは
「モデルは”ザ・シュープリームス”?」
ということ。

モータウンの全盛期を代表するグループ、
”ザ・シュープリームス”が活躍した
音楽シーンや時代背景を少しでも楽しめたら・・・

がっ!

そんな思いは、
開演と同時に吹き飛んでしまいました。

「ソウル!ソウル!ソウル!」

まさに、
ライヴを体験しているような錯覚に陥りました。
自然に身体がリズムをとっていたのです。

こんなことは、初めて。

あっという間の130分でした。

ノン・ストップなミュージック映画を観ている
感じがしたのは、私だけ?

なんといっても
3人娘”ドリーメッツ”のひとり、
エフィーを演じたジェニファー・ハドソンが素晴らしい。

この映画は、
彼女の歌唱力と存在感なくしては語れないでしょう。


”ドリーメッツ”がオーディション時に唄う「ムーヴ」。

”ザ・ドリームス”としてデビューが決定すると
マネージャーのカーティス(ジェイミー・フォックス)により
メインボーカルをディーナ(ビヨンセ)と交代させられる。

売れるためには、容姿が大切?
「ヘヴィー ヘヴィー♪」

これを不服としたエフィーがグループを脱退するときに唄う
「ワン・ナイト・オンリー」

...絶唱。

その迫力には、誰もが圧倒されたのではないでしょうか?
歌に、”ソウル”(魂)が込められていましたね。

クライマックスと言っても過言ではありません。

その後、
音楽の世界を退くが周囲の協力もあり、
小さなクラブで唄いながら
徐々に、かつての輝きを取り戻していくエフィー。

映画初出演とは思えない繊細な演技をみせています。


一方、
ディーナ(ビヨンセ)を中心とした”ザ・ドリームス”は
”ディーナ&ザ・ドリームス”とグループ名を変更し、
キャッチーなメロディと
軽快なリズムのサウンドによって人気は加速。

「ヒットするには、軽さと子供受けがよいこと」
(確かこのようなセリフ)というカーティスのひと言で、
初期のソウル、R&Bサウンドから
ポップス色が濃いものとなっていく。

軽快なサウンドとともにゴージャスになっていく過程は、
観ていてとても楽しめました。

”ザ・ドリームス”の輝きが、
こちらに伝わってくる映像もステキでしたね。

ダイアナ・ロスを参考にしたとされる
ビヨンセは、徐々に似てきます。

写真撮影のシーンでは、
「これは”本人”?」
と思えるほどの表情をしていましたね。
見事な役作りです。


人気歌手ジェームスを演じた
エディ・マーフィの”なりきり”ぶりも印象に残りました。

まさに適役!?
これが、ジェームス・ブラウン?
と思ってしまいましたよ(苦笑)

「キャディラック キャディラック~♪」

”ザ・ドリームス”が人気上昇していくのとは対照的に
ジェームスは下降線をたどり、薬に手を出してしまう。
その痛々しい姿をエディは好演しています。

後半のステージで、
いかにも唄わされている(?)歌に愛想が尽きたのか、
突如ラップに変更し白人のひんしゅくを買ってしまう。

ステージ上で弾けてしまうエディは最高でしたね。
思わず、拍手してしまいました。

ラップはこうして、誕生したのでしょうか?


やがて、
エフィーの再デビュー曲を
カーティスが”ザ・ドリームス”に唄わせる、
悪徳ぶりが発覚。

それを知ったディーナは、エフィーと仲直り。

”ソウル”を込めて「リッスン」を唄う姿は、
「さすが、現代の”歌姫”!」
といった感じ。
ジェニファーに負けていません。


結局、
”ザ・ドリームス”は解散に至る。

3人のラストコンサートが素晴らしかったですね。
ディーナが
「”ザ・ドリームス”は3人ではなく4人」
と言ってエフィーが後方から登場。

最後は、感動のフィナーレ!!

思わず、観客とともに
スタンディングオベーションをしそうになりました。

リアルタイムで会場にいる気分でしたね。

音楽って素晴らしい・・・そう実感できる作品です。



51unbujdofl_aa240_
『ドリームガールズ
スペシャル・コレクターズ・エディション』

Amazonで詳しく見る

|

« もうすぐ・・・発売です。 | トップページ | 今、最も観たい映画『13/ザメッティ』 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 映画『ドリームガールズ』:

» 映画ファンも音楽ファンも楽しめる名作『ドリームガールズ』(2007年7本目) [ON THE ROAD]
   この映画、映画ファンとしてより、音楽ファンとして観てしまった。 シュープリームスとモータウンレーベルからインスパイアされて作られた ブロードウエイミュージカルの映画化。 主人公カーティス・テイラー・Jrは、 1960年代中期以降、それ以前は黒人にしか受け入れられなかった R&Bやソウル音楽を人種を問わず受け入れやすい洗練された音楽に変え さらにそれを歌う黒人歌手にきれいな衣装を着せ、 それまで白人歌手に独占されていた... [続きを読む]

受信: 2007年3月12日 (月) 14時56分

» 『ドリームガールズ』(2006/ビル・コンドン) [愛すべき映画たち]
Dreamgirls(2006/アメリカ) 【監督】ビル・コンドン 【出演】ビヨンセ・ノウルズ/ジェイミー・フォックス/ジェニファー・ハドソン/エディ・マーフィ なぜこれが作品賞を穫れない? ノミネートすらされてないわけで... [続きを読む]

受信: 2007年3月13日 (火) 12時49分

» 映画「ドリームガールズ」 [ホワイト・アロー]
     ” DREAMGIRLS ”  良かったよ~! 2年間の防衛を果たした [続きを読む]

受信: 2007年3月24日 (土) 17時21分

« もうすぐ・・・発売です。 | トップページ | 今、最も観たい映画『13/ザメッティ』 »