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2007年1月12日 (金)

映画『真夜中のピアニスト』

真夜中のピアニスト
 (De Battre Mon Coeur S'est Arrete)

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制作年/国: 2005年/フランス
監督: ジャック・オディアール
脚本: ジャック・オディアール,トニーノ・ブナキスタ
撮影: ステファーヌ・フォンテーヌ
出演: ロマン・デュリスニール・アルストラップリン・ダン・ファン
販売元: ハピネット・ピクチャーズ
DVD発売日: 2006/05/26

【解説】
悪徳な不動産ブローカーのトム(ロマン・デュリス)は、
ある日、恩師と再会。
そして、
一度はあきらめたピアニストになる夢が再燃し、
中国人留学生ミャオリン(リン・ダン・ファン)
のレッスンを受ける。
やがて、オーディションを目指すが・・・
ベルリン映画祭銀熊賞(最優秀音楽賞)受賞。

DVD鑑賞。

【感想】
この映画。
ハーベイ・カイテルが主演した
アメリカ映画『マッド・フィンガーズ』(1978年)のリメイク。

リード・マイ・リップス
で高い評価を得たジャック・オディアール監督と
フランス映画界が期待する
若手俳優ロマン・デュリスの組み合わせ。

悪徳な不動産ブローカーが”剛”
ならば、
ピアニストは”柔”といったところ。

この対比を、どのようなタッチで描き出すのか?

また、
アメリカからパリに舞台を移して、
どのように「ノワール」を表現したのか?

とても、期待していたのですが・・・


悪徳な不動産ブローカーの裏社会を、
もう少し黒いムードで演出して欲しかったですね。

その分、ロマン・デュリスの演技に
凄みが欠けていたように思えるのです。


また、
ピアニストになる夢を追い求める
トムは、どこか中途半端な感じ。

言葉が通じないミャオリンへの怒りや
ピアノを上手に弾けない自分への苛立ち。

この辺りの
心理描写は良かったのですが・・・


その後、
オーディションが失敗に終わり、
父親のもとを訪ねると何者かに殺害されていてる。

しかし、
次の展開に期待を持った矢先に、いきなり2年後へ。

あまりにも突然過ぎて、
呆気にとられてしまいました(苦笑)

ラストシーンへの布石は?
(ここが、肝心のハズ。)


そして、
トムは、ピアニストになったミャオリンと
一緒に向かったコンサート会場で
父親を殺害した人物と遭遇。

自らの手で追いつめるが、とどめを刺せず。

その理由が、今ひとつ理解できませんでした。

これが、監督の思い描いた
トムの人物像なのでしょうか?

結局、
トムはピアニストになったのか、
ミャオリンとはハッピーエンドなのか。

なんとなく疑わしい...そんな結末。


残念ながら、消化不良な感じ。

期待が大きかっただけに、
厳しい評価になってしまいました。

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